ウォール街のランダム・ウォーカー―株式投資の不滅の真理
投資を学びたい方に
株式投資について、歴史、株価の分析方法、その裏づけとなる理論、そしていかに株式を
資産運用に組み入れるか、といった広範なトピックを扱った古典的名著。
この本の大きな特徴は筆者がアカデミックの世界の権威であることからか、
理論とその実証ということに重きを置いているところにある。ファンダメンタル分析と
テクニカル分析の両方に触れているが、前者は結局予測に基づかなければならず不完全で、
特に後者のテクニカル分析については、理論的にも実証的にも役に立たない、とばっさり切り捨てている。
理論・実証という言葉が好きな人は読んでいて気持ちがいいだろう。
株式投資の概略について本当に良く書けている名著だと思うが、460ページにわたる本編と
データに基づいて批判したり、批判に答えたりする文章はある程度金融や資産運用に知識が
ない人にとっては読み通すのに苦労するかもしれない。
株式投資の理論的背景や歴史を知りたい、ある程度投資を知った人に強く勧めたい一冊。
投資家向けではない。
はっきり言って、投資家向けではないだろう。
内容がアメリカを下地にしている部分、著者が学者であるという部分など、なかなか人が受け入れづらい。
勿論、面白い部分もある。過去のバブルの事例を取り上げている。チューリップバブル、土地バブル、日本バブル、ITバブルなどなど。
あとは、終盤の年齢ごとのライフスタイル提案も面白かった。
それ以外の300ページは、一貫性が無く、論ずるべき部分をさりげなく無視している印象を受ける。
内容豊富で、なかなか興味深い一冊だが、読んで理解するにはファイナンス的思考が必要かな?
市場とは、相場とは、バブルとは、そういった投資や投機に関する歴史観を養うには良書。市場というものを、ある種の皮肉を織り交ぜながら希望的観察抜きにクールに説明している。しかし、そうはいってもある程度の距離感を維持して読むべき本ではある。別の方も述べておられるように、バフェットが成功した理由はこの本では触れられていないのである。バフェットは個別銘柄を買う方法で資産を増やした。この方法は、本書で述べられている「不滅の真理」とは相容れない。
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